皆さんあまり馴染みのない食品でしょうね。1月に開催されたイタリア料理展アッチグスト2013で海老正さんが出展していたので取り上げてみました。果たして市場になるやらどうやらしばらくウォッチしましょう。 この食べ物、オーストラリアやアメリカで栽培している柑橘類植物です。見た目や大きさがちょうど指に似ているのでフィンガーライムと呼ばれています。 元々はジャムなどの原料として消費していたようですが2000年頃からオーストラリアの料理人が果汁の代りに使い始め近年では美しい色のキャビアのように見えて、その名のとおりライムの様な味わいがあるという特徴に興味を持ったフランスのミシュラン星レストランのシェフが好んで使うので世界的に注目されるようになりました。 キャビアに似たブッシュ植物であることから別名「ブッシュキャビア」とも呼ばれています。写真の様に、白・ピンク・緑などの色があり10種類以上の品種が栽培されているようです。 未だ栽培量も少なく蔓といっしょに鋭い棘が生えるので収穫も困難なために値段が高く高級食材として取引されているようです。はたして市場で需要が起こるのかどうか輸入量・消費量等については時々検証を続けましょう。 |