「ちゅうまい」と読みます。外食、中食には欠かせない中米でしたが、ネット通販の拡大で需要が急増。定期購入するユーザーが増え続けています。
お米の分類は、米粒の大きさによって、上米・中米・下米に区別します。
収穫した玄米を1.85~1.9mmの網目で振るいにかけ、残った粒が上米です。上米の直径サイズは、それぞれの産地で決めます。
左 中米 右 上米
最初の振るいで落ちた米は未熟米として規格外になります。それを1.8~1.85mmの網目で振るいにかけて残った粒が中米です。それで下に落ちた粒は網下米とか振るい下米と呼ばれて米粉に加工され、お菓子の原料などに使われます。
同じ中米でも品質に差があります。写真(上左)の中米には、白濁粒が混じっているのが分かります。この白濁粒が多いほど価格が下がります。粒の大きさの差は、正規米(写真)と比べるても素人にはほとんど分かりません。食味も品質も同じですから炊くとまったく同じにしか見えません。
食用粒米として販売できるのは上米と中米だけと法律で決まっています。
上米を正規米といい、中米を未検査米といいます。未検査米とは1.85mm未満の食用粒米で農産物検査を受けていないお米のことです。正規米以外の粒米は農産物検査をしないことが決まっています。未検査米は産地・産年・品種名を表示できないことになっています。しかし、食味や品質は検査米とまったく同じで、検査を受けていない分だけコスト安となり低価格で販売することができます。
一度購入したユーザーのほとんどがリピータになるため、中米の消費量が毎年増え続けています。販売者によると、入荷と同時に売り切れる商品も多いようです。百聞は一見に如かず。ご興味がおありの方は、お試しになればいかがですか。