2018.8
北米ペプシコ飲料社は、4月24日にダイエットペプシに人口甘味料アスパルテームを使用しないことを決定したと発表しました。
日本とちがい北米市場では、以前から人工甘味料アスパルテームが人体に大へん有害であることが多くの科学者によって指摘されていました。年々その被害の増加がマスメディアによって消費者に伝わり、近年アスパルテームを使用した飲料からの消費者離れが進行し、2014年度のダイエットペプシの売上高が約7%減少しました。ようやく、先行きに危機感を感じたペプシコ社は、慌ててダイエットペプシにアスパルテームを使用するのを止めると発表しました。
ところが、悪名高きアスパルテームの代替甘味料がスクラロースやアセスルファムカリウム(acesulfame K, Ace K)といった人工甘味料を使用すると言うのですが、こうした添加物も有害だと指摘されているという、どうにもすっきりしないお話です。
ペプシコ社は「ダイエットペプシのアスパルテームが有害だと思っている愛飲者の要望に応えて、アスパルテームフリーのダイエットペプシを提供します。」とコメントしているのですが、消費者はスクラロースやアセスルファムKのような人工甘味料も有害だということを知らないと思っているのでしょうか?ペプシコ社のこの度の発表も消費者の要望には応えきれていないと思うのは私だけでしょうか…
とにかく、人工甘味料は健康に悪いという消費者の間で、注目を浴びつつあるのが、デーツや羅漢果といった天然ものです。
デーツの糖度は砂糖の半分ほどですが、最近注目されている羅漢果の糖度は砂糖の300倍もあります。中国では昔から神の果物と珍重されている中国広西桂林でしか収穫できない果実で、万病に効く神果とされていて羅漢果水にして飲む習慣もあります。更に、羅漢果の主成分であるテルペングリコシド配糖体は腸で吸収されずに排出されるのでダイエットにピッタリだと注目されています。