恐れずにいかにも勇ましくすれば殺されるでしょう。
勇ましくしない勇気があれば生き抜けるでしょうが、どっちにしても、どちらの勇ましさにも利もあれば害もあるでしょう。
みなさんが聖人だとしても人間のあるべき方を決めることはできないですよ。
世界の道理は争わなくても自然にそうなるでしょうし何も言わなくても自然に応えるし招かなくても自然に来るように、ゆったりとした天の謀らいがあるのでしょう。
天の網は広大で粗くても何一つ漏らさないということです。
薄皮についた目に見えない埃のような、それぽっちの人間が、あれこれ浅はかにしない方が子供たちは幸せになるだろうと思います。
孔子は過ぎたるは猶及ばざるが如しと教えた。
政治屋や企業屋の中に、もしかして万にひとつ敬うべきリーダーがいるとすれば先人の戒めに学ぶだろう。
杜甫が戦いも無いのに山河が失われた日本を見たら何と詠むでしょう。
人間は起きて半畳寝て一畳
千畳敷に寝ても畳一枚
長生きしても下天一と六分の一昼夜
くれぐれもお忘れなきよう。