日本人のガン死亡率が米国を抜いた 2016.11.18 マクガバン報告を無視し続けた結果、報告書のとおり、癌や心臓病が急増した日本。 多種大量の添加物がはいったファストフードや飲物、スーパーやコンビニのスナック、インスタント食品やレトルト食品、数えきれない有害食品で溢れる日本食品市場。発育期の子供にとって非常に有害なジャンクフードで育った世代は精神病・肥満・アトピー・若年性癌や血管疾患が増え続けている。 米国人の癌死亡率が減少した理由は、マクガバン報告以降、大多数の消費者が動物性たんぱく質食品の日常摂取を止めたからです。 しかし、政府の情報鎖国政策によって、日本では癌が蔓延。特にジャンク食品の日常摂取による大腸癌が急増しました。 主要死因別にみた死亡率(人口10万対)の推移 (厚生労働省「人口動態統計」) 牛肉や牛乳などの乳製品についてのご質問やご意見がたくさん寄せられていますが、日本人にありがちな感情論がたくさんあります。 『動物性たんぱく質の日常的摂取は健康に悪い』という仮説に対して、悪くないという反証意見もあります。それが科学という思考法であり、反証できなければ科学ではありません。 仮説を科学的に討議(ディベート)するのは民主的食品市場の健全な姿です。 利益最優先のグローバル企業による産業化によって食品生産量が激増して低コスト低価格が標準化しました。 大量生産は必然的に品質を悪くし、栄養価は下がり、生産効率向上を目的にした遺伝子組換食品や添加物を使った加工食品が市場に氾濫しています。 にもかかわらず、有害食糧に対する消費者の注意を喚起する情報公開はほとんどありません。 民主的な食品市場とは、多様な消費者の食品需要に応えることができる市場のことです。 牛乳が良いと思う人は飲み続ければいいし、良くないと思う人は牛乳代替品に変えればいいのです。 重要なことは、食品を供給する企業が食品の安全性に関する情報を隠匿せず消費者に公開するということです。 情報公開されれば、多様な消費者需要が起きて、一定の時間経過の後、潜在市場が形成されます。 民主的市場という点では、情報隠蔽体質の米国とくらべても、日本市場は遠く遅れています。遺伝子組換食品の問題、グルテン食品の問題、MSG食品の問題、大豆食品の問題等々。 しかし、日本が遅れている原因を、一方的に、食品を供給する側の責任だとするのは間違っています。 その原因を探ってゆくと、供給者の後ろに、「安ければいい」「便利ならいい」と供給者に欲求する消費者の姿が浮かび上がってきます。 言い換えれば、日本の食品市場の民主化が米国よりも数十年遅れている問題は、潜在市場を構築できない消費者の責任でもあるということを考えなければ根本的に解決しません。 日本では、年々高齢者の介護必要年数が増え、米国では減っています。 それに比例して、米国の癌死亡率も減っています。 そのきっかけはマクガバンレポート以降、米国式動物性蛋白質を主とした食事から日本式植物性蛋白質を主とした食事に変えた成果だといわれています。 下のチャートは、戦後、牛乳や牛肉を日常的に食べるようになり、昭和25年頃からガンが原因で死ぬ日本人が増え始め、近年多くの人がガンや心臓病などの血管疾患が原因で死亡していることを表しています。 キャンベル博士やエセルスティン博士が指摘した通り癌や心臓病の増加は日本人の動物性蛋白質の摂取量増加に比例しています。 死因別死亡順位の変動 (厚生労働省「人口動態統計」) | | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 | 昭和 5年 | 胃 腸 炎 | 肺気管支炎 | 結 核 | 脳血管疾患 | 老 衰 | 15年 | 結 核 | 肺気管支炎 | 脳血管疾患 | 胃 腸 炎 | 老 衰 | 25年 | 結 核 | | 肺気管支炎 | 胃 腸 炎 | 悪性新生物 | 35年 | 脳血管疾患 | 悪性新生物 | 心 疾 患 | 老 衰 | 肺気管支炎 | 50年 | 脳血管疾患 | 悪性新生物 | 心 疾 患 | 肺気管支炎 | 不慮の事故 | 56年 | 悪性新生物 | 脳血管疾患 | 心 疾 患 | 肺炎及び気管支炎 | 老 衰 | 60年 | 悪性新生物 | 心 疾 患 | 脳血管疾患 | 肺炎及び気管支炎 | 不慮の事故 | 平成 7年 | | 脳血管疾患 | 心 疾 患 | 肺 炎 | 不慮の事故 | 10年 | | | 脳血管疾患 | 肺 炎 | 不慮の事故 | 15年 | | | 脳血管疾患 | 肺 炎 | 不慮の事故 | 20年 | | | 脳血管疾患 | 肺 炎 | 不慮の事故 | 22年 | | | 脳血管疾患 | 肺 炎 | 不慮の事故 | 23年 | | | 肺 炎 | 脳血管疾患 | 不慮の事故 |
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コペルニクスは、16世紀には常識だった天動説を否定して今は常識となっている地動説を唱えました。 日本では常識だと思われている 「牛乳は体に良い」 というのは後世の非常識かもしれません。 CMを見て牛乳やヨーグルトが健康的な食品だとイメージしているだけではないでしょうか? 日本では、戦後 「乳製品は健康に不可欠な良質蛋白質の源」 と宣伝され続けてきました。本当でしょうか?? あなたもフードファディズムに陥っているのではありませんか? 参照:マクガバンレポート/キャンベルレポート 乳製品問題の発端についてのご質問がありました。思いのほか、この問題を知らない方が多いので書き添えます。 米国で乳製品をはじめとする動物性食品の摂取が危険であると問題提起されたのは1977年です。米国政府は、国の医療支出の膨大化の原因を調査する目的で、1968年7月、 ジョージマクガバンを委員長とする “Select Committee on Nutrition and Human Needs” と称する米国人の食品摂取量と発病との因果関係を明らかにするため栄養食品と必要摂取量について調査する米国上院特別委員会を設置し、世界中の著名な学者を委員会に招集しました。 委員会は長年の調査研究を経て1977年2月、 “ Dietary Goal for theUnited States ” と題する報告書を発表しました。 世に名高い「マクガバンレポート」です。この報告書が食品と病気発症の因果関係についての討議を巻き起こすことになります。報告書の中で、米国人の肉や牛乳などの乳製品をはじめとした動物性食品の日常的摂取が体に著しく有害であるという報告が詳細に提議されました。 本来の米国であれば、このような問題が提起された後にディベートが始まり、やがて問題の克服に至るのですが、この問題提起は闇に葬られました。当時の巨大既得権によって情報操作されたため、それでなくても世界に疎いミーハー日本と能天気な仲間達は未だに牛乳など乳製品の問題が起きた経緯さえ知らない人がたくさんいると由事です。 報告書の中で、健康体を維持するには日本食などの日常摂取がよいと報告されたことが切っ掛けになって、その頃から現在に至る欧米での日本食ブームが始まったのです。 その後、“ 葬られた「第二のマクガバン報告」 ” の著者でもある T.コリンキャンベル博士が、1982年に政府の依頼で作成した報告書「食習慣と健康に関する研究レポート」( 米国科学アカデミーレポート「食物・栄養と癌」 )の中で乳製品等の動物性食品の日常的摂取が癌の大きな原因になることが改めて明らかにされましたが、これも闇に葬られました。この騒動については上記の本に詳しく書かれています。 | |