リンゴの美味しい季節になりました。リンゴの旬は秋から冬ですが、最近は、早生種(8~9月)や晩生種(11~1月)があるうえに貯蔵法も進化して長く愉しめるようになりました。
私はリンゴも大好物で秋から春にかけては、我が家とオフィスの冷蔵庫にリンゴのコンポートを欠かすことはありません。ほぼ毎日、1、2個はペロリと食べてるでしょうね。(笑)
林檎といえば、リンゴがたっぷり入ったアップルパイ、タルトタタン、ジャーマンパンケーキ。Webでも紹介されていましたが、墨田の研究所では、今の時期、リクエストすればリンゴジャーマンパンケーキの焼き立てを召し上がっていただけます。日に何回かアップルパイとタルトタタンも焼いていますからタイミングが良ければ焼きたてをご賞味いただけます。もちろん無料です。(笑)
ところで、タルトタタンは写真のホテル・タタン(Hotel Tatin)が発祥だというのをご存じでしょうか。
▲タルトタタンが誕生した19世紀当時のホテル・タタン
▼今夏改装オープンした現在の HOTEL TATIN
ホテル・タタン(HOTEL TATIN) は、フランス北中部ソローニュのラモット=ブヴロン(Lamotte-Beuvron)という小さな町で、ステファニーとカロリーヌのタタン姉妹が開業したレストラン併設の小さなホテルです。
ある日、仕事に追われながらデザートに出すリンゴタルトを作っていた姉のステファニーは、うっかり生地を敷かずリンゴだけでオーブンに入れてしまいました。しばらくして、漂う香ばしいキャラメリゼの匂いに気づいたカロリーヌは咄嗟にリンゴの上にパイ生地をかぶせました。
はてさてどうなったやらとひっくり返してみると…
リンゴタルトとは似て非なる美しくキャラメリゼされた別物が…
タルトタタン誕生の瞬間でした。
さっそく併設しているレストランのデザートに出してみたところ大好評でホテルの名物デザートになり、パリ・マキシムや料理研究家キュルノンスキーによって紹介されてフランス全土に広がり『タルトタタン』と呼ばれて有名なデザートになりました。
noteにも投稿しておられるパリ在住のポネさんがとても素敵なタルトタタンのYouTube動画(ぽね家本舗)を投稿なさっているのでご紹介させていただきます。
エムケイコンサルティング 良仁