ワイン造りは紀元前6000年頃ジョージアで始まり、ギリシャやエジプトに伝わり、イタリア南部、フランスへと広がった。
茎ごと足で踏み潰したモロミがクヴェヴリ( Qvevri)に流れ込む
▼ 紀元前6千年頃使われていた Qvevri(甕)
8000年の時が流れて、世界一のワインは、温暖な気候に恵まれたフランス南西部のボルドーで造られたワインで、最高のワインはボルドー5大シャトーで造られたワインだということになった。
ボルドー5大シャトーは、1855年、パリ万国博覧会で第1級のボルドーワインを製造する4つのシャトーと格付けされたシャトーと、1973年、第1級に昇格したシャトー・ムートン・ロートシルトを加えた5つのシャトー。
シャトー・ラフィット・ロートシルト(Château Lafite-Rothschild)
この葡萄畑を、1868年、パリ・ロスチャイルド家の祖、アムシェルの5男、鉄道王ジェームスロスチャイルド(1792 - 1868)が手に入れた。
シャトー・オー・ブリオン(Château Haut-Brion)
オーナーはロスチャイルド投資バンカーのダグラスディロン。
シャトー・ラトゥール(Château Latour)
オーナーはカウドレー子爵、ウィートマンジョンチャーチルピアソン。チャーチルの親戚で、叔父がメキシコ油田ラザールブラザースの支配者、ロスチャイルドの投資バンカー、クライブピアソン。
シャトー・ムートン・ロートシルト(Château mouton rothschild)
お馴染みのフィリップロスチャイルドが所有するシャトー。彼の妻、ポーリンロスチャイルドが、アメリカ国歌「星条旗」の歌詞「フォートマクヘンリー砦」を書いたフランシス・キーの曾孫だという因縁。
その面白い因縁話は改めて方外さんが投稿してくれるらしいのでお楽しみください。
シャトー・マルゴー(Château Margaux)
今のところロスチャイルド所有の証拠がない。
いかがですか。シャトーマルゴー以外の5大シャトーの4つは、すでに、赤い楯ロスチャイルドの支配下にあり真っ赤っ赤。ご存じだと思いますが「ロートシルト(rothschild)」はドイツ語「赤い楯」の意味。英語にするとロスチャイルドです。アムシェルロスチャイルドがフランクフルトのゲットーで高利貸しを始めた時、赤い楯の看板を出していたのに由来します。ロスチャイルドは赤も大好きなんです。だからコミュニズムは赤色なのだといわれています。
洋酒ビジネスは、ワイン、ブランデー、スコッチ、バーボンの4大マーケットがありますが、ワインと同じように世界の一級品最上級品というものはすべて金融マフィアによって支配されているというお話です。
▲ 大戦勝利記念ワイン モートンロートシルト1945 約280万円
▼ フィリップ、ポーリン夫妻