ビルさんにとっては日本様々。マスコミのお陰で数年前にブームに火が付きました。そうなると、ミーハー日本村、毎度のことで、ぼくもわたしもと行列。それをメディアが露出。
2010年横浜店、2011年お台場店、2012年原宿店とアッと言う間に4店舗。オーストラリアでは、1993年1号店開業後は1996年サリーヒルズ店、2005年ウラーラ店という出店ペースですからビルにとって日本人は福の神に見えたでしょうね。
今年の夏にはハワイ1号店を開店するそうです。朝食メニューしかないカフェ業態のロコの店と定評のあるカジュアルレストラン業態のビルズとでは料理の質が異なりますが、ロコの反応はどうでしょうか。2014年ハレアイナ賞の行方が楽しみです。
こうなると、2匹目のドジョウを求めるジャップが小資本犇くハワイのパンケーキカフェを放っておきません。食育後進国日本福乃神理論を引っ提げたJ資本のラブコールに逸早く乗ったのがロケーションも奏功してロコというよりも観光客の口コミになった1974年開業のエッグスンシングスでした。
『朝昼晩いつでも朝食が食べれるよ!』
という朝食メニューしかないお店独特の意味不明なキャッチフレーズを掲げて2010年原宿店開業。ジャパンメディアが待ってましたと露出すると 「一日中朝食が食べれて超いい~!」 と意味不明な原宿っ子が列をつくって大繁盛。
ここで流行中の業態がすり替わりました。カジュアルレストラン業態ではなく喫茶業態のハワイアンカフェの流行です。
横浜店、江の島店とビルズをなぞって展開。エッグスンシングスが成功したん?それやったらウチとこも流行るんちゃうか?狭いハワイ、あっちこっちで井戸端会議。家族会議の末、J資本の誘いに乗って我も我もと、食育後進国ジャパンの花の都へ一目散。
パンケーキ文化のない日本ではファミレスや喫茶業態のメニューの一つだったパンケーキやホットケーキにわざわざ外食しようと思うほどのメニューはありませんでした。私も自分で作った方が美味しいと思っていました。そこへ、パンケーキや卵料理に特化したというか朝食メニュー専門店が現れて能天気な仲間達が騒ぎだしたと由事です。
概ねそのような経緯で最近ハワイアンカフェブームが起きています。日本に出店しているハワイアンカフェの他にもハワイには多くのパンケーキ人気店があります。ハワイでは1984年から毎年ホノルルマガジン主催読者投票で人気レストランを決めるハレアイナ賞も催されていて、ベスト朝食部門では朝食メニューを主にしているハワイアンカフェが入賞しています。日本でもハレアイナ賞のようなのがあれば外食店の質を底上げできていいと思いますね。
そんな市場環境の影響もあってハワイのカフェやレストランは顧客の評価を受けるのでファストフードよりもファストカジュアルのお店が増えているのでしょうね。女性受けするラインの幅もありブランドの奥行きもあり、意外と間口が広いという特徴も顧客獲得につながっているようです。
とはいえ、今や欧米ではグルテンフリー、デイリーフリーがあたり前。様々な研究で健康美容への悪影響が報じられている欧米では、グルテン不耐症患者が年々増加していることもあり、乳製品やパンやパスタなどのグルテン食品離れが年々加速しています。昨今の日本のパンケーキブームも欧米特に欧州ではけっして起きないであろう現象です。お店のなかには「健康に良い料理の提供」を標語にしているお店もありますがグルテンの入ったパンケーキやタップリかけた生クリームが健康に最悪なのはどう説明するのでしょうか?
日本と同じくハワイでも、動物性タンパク質やグルテンの日常摂取の危険性を指摘する専門家がほとんどいません。言い換えれば、危険性を理解できている専門家がほとんどいません。面白い現象ですね。偶然、米国とアジアの一番能天気な民族がコラボした結果、昨今のハワイアンカフェブームが起きているようです。
しかしながら、インターネットの影響で、日本でも、一部の消費者層で既に牛乳をはじめとする乳製品や肉やグルテン食品離れが始まっています。日本の食文化とも言えるうどんやラーメンさえ、食育が行き渡り、団塊世代が一掃された日本では、一部の地域を除いてほとんど食べられなくなり、タバコと同じような嗜好品になると推測されています。
つまり、パンケーキのように、牛乳や生クリームのような動物性タンパク質やグルテン等を使ったメニューを販売する店舗は店舗数が増えないと由事です。それと逆に、それに替わる健康志向メニューを販売する店舗は店舗数が増えると由事になります。
トゥラ グルテンフリー ベーカリーカフェ☆★☆TULA ここ数年で急激に大きくなり今年6000億円を超えた欧米のグルテンフリー市場。種類豊富なパンやピザやクッキーなど全てグルテンフリーの商品を販売して差別化する一歩進んだベーカリーカフェ。 |
Gluten Free Baked Goods for All Customers As the café name implies, the bakery was created " to bring together" (the literal meaning of tula in Scandinavian) those who can't consume products containing gluten, and regular eaters into the same communal environment that offers tasty food for all its customers. As we see in this video, people who suffer from gluten sensitivity or Celiac disease, it's a big deal to find a bakery that provides not only a worry-free environment in choosing what to eat, the choices are abundant, and there are no second class citizens—every customer is equally welcome. |
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