ワイキキビーチから海沿いに15分程歩いたカイマナビーチに面してオープンエアーレストランのハウツリーラナイがあります。ラナイはハワイ語でベランダの意味だそうですからハウツリーラナイはハウの樹が生い茂ったベランダという意味なんですね。
ハウの樹はハイビスカスと似た不思議な花を咲かせる日本の[*1]大浜朴のことですね。樹齢数百年のハウツリーの下で海を眺めて食事を楽しめるなんて正にハワイの醍醐味ですね。
ハウツリーラナイはカフェではなくカジュアルレストランですがロケーションの素晴らしさで朝食から客でいっぱいの人気店ですが料理にも定評があり[*2]2009年、2010年にはハレアイナ賞を受賞しています。逸品のエッグベネディクトはメディアでも紹介される人気料理のひとつです。
[*1] 大浜朴…「おおはまぼう」と読みます。アオイ科の常緑樹で学名は「Hibiscus tiliaceus」というそうです。沖縄では右納(ゆうな)と呼んでいます。沖縄では海辺の植物が生えている場所をユナとかユウナと呼ぶらしく、ユウナに茂る樹ということで大浜朴のことを右納と呼ぶようになったようです。ハワイではハウと呼ばれているのです。大浜朴の花は不思議な花で咲く時は黄色で時間が経つにつれてオレンジから赤色に変色して萎むのではなく咲いたままほぼ一日で落下するそうです。自然の演出は神秘に満ちています。
咲いた時は黄色の花がほぼ1日経つと赤に変色して落下します。
[*2] 2009年第25回ハレアイナ賞旅行者を連れて行くのに最適なレストラン賞銀賞受賞 / 2010年第26回ハレアイナ賞屋外レストラン賞金賞受賞