お昼に松屋銀座に行った際に食品売り場の催事に出展していたお店でライスミルクを売っていました。(チラシ添付)http://www.getten.jp/products/ricemilk.html
玄米と水と少しの塩で作っていて甘くとても飲みやすいです。甘酒の風味も少し。後味でお米の味もします。搾りも職人の手作業で日本酒醸造の技術を織り交ぜているようです。アーモンドブリーズにくらべえぐみもなく健康にも良さそうですし地産地消の観点からも全然いいと思いますね。
日本人にとってアーモンドよりもなじみのあるお米で作ったミルクの方が受け入れやすそうです。ただ、搾っているので繊維が入っていなさそうで糖尿に悪いような気もしました。2015年になって国産のライスミルクがたくさん出てきましたが規制緩でもあったのでしょうか?
メールありがとうございます。このメーカーさんも昨年末にライスミルクが欧米で流行っているのを知ったと書いていますね。こういう国産商品が市場に増えていくのはとても好いことで日本の主食品であるお米の国内消費量を増やす機会でもあります。
国は、国内消費量で需要は水田全体の6割で賄えることから、これ以上の水田の減少を防ぐためにも残り4割の調整水田を活用して食料自給率向上を図る目的で麦・大豆・米粉・飼料用米等の生産を促進しようとしています。
米粉用米は、水田を有効活用でき、製粉の技術進歩もあり、パン用や麺用の新規需要促進を図っています。
仮に、輸入小麦600万トン(直近数量)の1割を米粉に代替えすると約60万トンの需要が見込め、それを面積に換算すると約12万ヘクタールの調整水田等の活用に繋がるといいます。平成22年3月に「食料・農業・農村基本計画」が閣議決定され10年後の平成32年度に米粉用米の生産量を50万トンにするというのですが机上の空論になりつつあります。
2015年になってライスミルクがたくさん出てきたのは2013、2014とアーモンドブリーズやアーモンド効果などの牛乳代替え植物ミルクが発売され、情報鎖国日本の生産者も徐々に代替ミルク市場の存在に気がつき始めたということだと思います。弊社への問い合わせも増えています。
牛乳や豆乳のメーカーによって都合の悪い海外市場情報は一切消費者に知らされないので、ほとんどの日本の消費者は植物ミルクについて無関心です。
欧米並みの植物ミルク市場を形成するためには、生産者がいかにして植物ミルクの必要性を消費者に伝えられるかが鍵になります。
今後、アジア市場で牛乳代替ミルクの需要が増えるのは必然です。内需だけではなく外需に強い商品開発ができれば大きなビジネスチャンスになります。