見えざる支配5 JFKと金融マフィアの戦い 大統領令による半世紀ぶりの政府紙幣発行から半年後の暗殺
2017/10/30 1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ第35代アメリカ合衆国大統領はテキサス州ダラスでパレード中に暗殺され真相は闇に葬られました。 2017年10月26日トランプ大統領は連邦法に拠りケネディ大統領暗殺に関する政府機密文書を全面公開すると発表しました。 500万ページにのぼる公開資料の分析が続いており、既にトランプ大統領は真犯人を知っていて場合によっては公開されるようです。 ケネディが狙撃された日にジョンコナリーテキサス州知事に渡されたというケネディ手書きのスピーチ原稿があります。その原稿を根拠に、ケネディが宇宙人の存在を公開しよとしていたのが暗殺された原因だという噂がまことしやかに囁かれました。ケネディが、映画「未知との遭遇」で有名になったロズウェル事件の情報を公開して米国に潜む得体のしれない勢力の存在を暴こうとしていたというのです。 ケネディが暗殺された理由の一つは、彼がスピーチで明言した米国を支配する得体のしれない組織と敵対したからでしょう。 その得体のしれない組織こそトランプ大統領が対峙している国際金融資本権力集団、「金融マフィア」です。 暗殺される半年前の1963年6月、ケネディ大統領は重大な決断をしました。 ケネディ政府による政府通貨発行を命じました。そのことが1913年から米国ドルの通貨発行権を握っていた金融マフィアに脅威を与えてケネディ大統領暗殺実行の直接の理由になったのではないでしょうか。 米国政府と金融マフィア(ディープステート)との米国通貨発行権をめぐる攻防の歴史を確認しましょう。 米国建国以来、米国政府と金融マフィアとの間で米国通貨発行権をめぐる攻防が何度も繰り返されました。 米国建国後、最初に金融マフィア(国際金融資本権力集団)が通貨発行権を政府から奪い取ったのは1791年、第一合衆国銀行(米国における最初の民間中央銀行)を設立した時です。政府から通貨発行免許(有効期間20年間)を与えられて1791年~1811年まで通貨発行権を有しましたが、議会決議で免許は更新されず通貨発行権は政府に返され中央銀行は廃止されました。 2回目にロスチャイルドを核に組織された金融マフィアが米国政府の通貨発行権を奪い取ったのは1817年、第二合衆国銀行設立時です。前回と同じく、政府から通貨発行免許(有効期間20年間)を与えられて1817年~1836年まで通貨発行権を有しましたが、再び議会決議で免許は更新されず通貨発行権は政府に返されました。 その後、80年ちかく米国政府が通貨発行権を死守しましたが、遂に1913年、FRB連邦準備制度法成立。金融マフィアが3度目の通貨発行権強奪に成功して現在に至っています。 その50年後、ケネディー大統領は、金融マフィアに強奪された米国政府通貨発行権を取り戻すべく大統領行政命令発令という強硬手段を講じました。 暗殺の半年前、1963年6月4日、ケネディは大統領行政命令第11110号を発令しました。 1913年FRB連邦準備制度法成立以来、半世紀の間、ロスチャイルド、ロックフェラー、モルガンを核とする国際金融資本権力集団(金融マフィア)に奪われていた米国通貨発行権をアメリカ合衆国政府に取り戻し、それまでの「信用創造通貨制」を止めて「政府通貨制」に改めて政府紙幣を発行しました。 ケネディーが発行した政府紙幣 プロビデンスの目のような謎めいたものはどこにもない 次の大統領ジョンソンによって全て回収された ケネディは、大統領行政命令によって政府紙幣を発行してわずか半年後に、白昼大観衆が見守る中で狙撃され暗殺されました。 ケネディの次のジョンソンは、ケネディ政府が発行した政府紙幣をすべて回収し、ケネディ大統領が命がけで金融マフィアから取り戻した米国通貨発行権を金融マフィアに差し出しました。 その後、ジョンソン政権は米国史上最も愚かなベトナム戦争という底なし沼に入り、金融マフィアを肥やし続けて、第二次世界大戦終結時には世界のGDPの50%を占めていた米国の国力を疲弊させました。対照的に、金融マフィアは戦争ビジネスで大儲けしました。 金融マフィアが大統領にしたジョンソン大統領が、強い米国を弱らせるという金融マフィアのシナリオ通りに米国を衰退させました。 金融マフィアに経済支配された米国は、現在に至るまで通貨発行権を持たず、その権限は、ワシントンD.C.にある連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board, FRB;米国中央銀行)に奪われたままで、連邦準備制度理事会が統括する米全州の主要都市に散在する連邦準備銀行(Federal Reserve Bank, FRB)によって米国通貨が発行されています。 第3代トーマス・ジェファーソン 第7代アンドリュー・ジャクソン 第16代エブラハム・リンカーン 第20代ジェームズ・ガーフィールド 第29代ウォレン・ハーディング 第35代ジョン・F・ケネディ。 この6人の大統領は全員、政府通貨発行権を民間の金融マフィアから取戻して政府通貨を発行しようとした、アメリカ国民にとっては勇気ある偉大な大領領たちです。 リンカーン、ガーフィールド、ハーディング、ケネディーの4人は暗殺されました。 第45代米国大統領ドナルド・トランプが、100年ぶりに政府通貨発行権を金融マフィアから取り戻す戦いを始めました。 米国の勇敢なリーダーたちは大統領が何度暗殺されても、建国以来グローバリストを名乗る金融マフィアとの戦いをあきらめません。米国民はそれを支持し続けています。 見えざる支配 No.11 ケネディー暗殺から半世紀 米露の大統領が金融マフィアの野心を粉砕する |