それ自体は食品ではないが、食品の製造・加工・調理など、いろんな使用目的で加えられる物が食品添加物です。2015年1月現在、国の指定する添加物425品目のうち既存添加物は365品目で、そのほかに天然香料と一般に食品として供されている物で添加物として使用される物があります。
他国に比べて、日本の品目数は極めて多く、加工食品やインスタント食品等の大量消費にともない、近年、食品添加物の種類も使用量も激増しています。その中には、カラギナンや味の素の主原料であるグルタミン酸ナトリウム(MSG)のように、マウス実験によって人体への有害性が詳細に報告されて問題になっている添加物もあります。
しかしながら、日本のメーカーや国の検査機関は、健康への危険は無いと曖昧で不合理な主張を繰り返すだけです。そうした無責任な企業や国に対して、欧米では、消費者の食品添加物に対する不信感が高まり、使用規制・表示義務規制の強化を求める声が年々大きくなっています。