ニューヨーク公共図書館にて2010 年に披露されたスピーチでマヤ・アンジェロウは、幼い日に初めて本を借りた質素な図書館を「雲の中の虹」であると詩的に喩えました。「今が最悪だと思う時、自分が惨めに思える時、気持ちが晴れずどうしようもない時……どんな時でも、図書館では希望の兆しを見つけることができるでしょう」と。図書館とは単なるアーカイブではなく、多くの人々の経験や知識が蓄積された場所です。昨今のデジタル化されたほとんどの情報は、こうしたアナログの情報の蓄積から作られています。 “NO. 811”ブラックウィング811 は、図書館とそこに集約されている夢や希望に対するトリビュートモデルです。エメラルドグリーンのグラデーションと金色の金具は、世界中の図書館で採用されている独特な緑のランプいわゆる「バンカーズランプ」にインスパイアされています。特殊塗料で仕上げたこの鉛筆は暗闇の中で自ら緑の光を放ちます。
モデルナンバーの811 は、図書分類法のひとつであるデューイ十進分類法におけるセクションのひとつの数字で、そこにはマヤ・アンジェロウをはじめ多くの偉大な作家の著作が収録されています。芯の硬さ;FIRM Graphite(B程度)
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