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セリアック病 CELIAC DISEASE
日本人潜在患者数100万人!?
1970年代にセリアック病患者数が20倍に増えた原因とは・・・
 
 
関連記事 グルテン不耐症
 
 どうしてグルテンは有害なのか?..... Dr. ザック・ワトキンス 
 
 グルテンの真実..... Dr. Adrian den Boer
 
 小麦を食べてはいけません..... Dr. William Davis
現代小麦(モダンウィート)はポッコリお腹、肥満、糖尿病をはじめ胃腸障害や心臓病、ガン、アルツハイマー病などを引き起こします。アレルギーの人だけではなく、人体ではエネルギー消費できない小麦は老若男女を問わず摂取を続けると加齢とともに必然的に深刻な病気を誘引します。
ニューヨークタイムズベストセラー「Wheat Belly」の著者Dr.デービスのお話
 
 
穀物は人類の未来を変えました。人類は穀物によって人口を増やし文明を進化させました。しかし、同時に日常的に摂取したことによって、癌・心臓病・骨疾患・糖尿病など多くの現代病に罹っています。穀物は両刃の剣だったのです
 
Dr.PeterOsbone
American Clinical Board of Nutrition 
 
 知っておきたいグルテン3病症
 
 Gluten Sensitivity / グルテン過敏症
Gluten Intolerance / グルテン不耐症
 Celiac Disease / セリアック病
 
小麦アレルギーとグルテン過敏症の違いは?
 
◆グルテン過敏症とグルテン不耐症とセリアック病の違いは?
 
◆セリアック病が不治の病といわれるのは何故?
 
◆穀物の中で特に小麦の日常摂取が危ないといわれるのは何故?
  
上の質問、皆さんはどれくらいご存知ですか?小麦は既に欧米では嗜好品扱いです。市場進化すれば日本でも問題になるグルテン摂取が原因の3病症についてP.オズボーン博士が詳しく解説します。牛乳や非発酵大豆製品と比べると小麦グルテンで発症する人の割合は約1/10ですが不耐症の人に限らずさまざまな悪影響を及ぼすという報告もされています。パンやパスタ等麺類をよく摂取する人は特に注意が必要です。
 
 
 
 
欧米のセリアック病患者数は、約1000万人、100人~150人に1人と推計されています。かっては乳幼児の病気だと考えられていたセリアック病ですが、近年では発病患者の半数以上が成人だと由事が判っています。
 
小麦の大生産地であるカナダや米国では、様々な品種改良が行われてきましたが、1960年代に入ると、「化学的突然変異誘発」とか「放射線学的突然変異誘発」などという手法で粒が矮小のずんぐりした品種がつくり出されました。
 
その小麦が「モダンウィート」と呼ばれるものです。直訳すると「現代小麦」です。突然変異を誘発するために、有毒化学物質や放射線を使うので、科学者によっては、遺伝子組換小麦(GMOラウンドアップレディー)よりも危険だともいわれています。
 
下の写真のとおり、背丈、一粒の大きさなど、小麦といっても、1960年代の改良前からある古代からの自然小麦と突然変異で出来た現代小麦(モダンウィート)とでは、まったく異なる穀物だと考えるべきです。オズモンド博士が有害だと言うグルテンのレベルだけを比べても10倍です。つまり、グリアディンが有害だとすれば、一昔前の小麦とは比べ物にならないくらい健康被害に繋がるということです。
 
 
 
1960年代にカナダや米国でいろんな品種のモダンウィート(現代小麦)の生産が始まり、小麦の収穫量が飛躍的に増大したのに比例して、1970年代になるとグルテン不耐症やセリアック病の患者数が極端に増え始めました。それ以前は、250人に1人くらいの割合だったグルテン不耐症患者数がうなぎのぼりに増え、近年では13人に1人くらいまで増えています。約20倍です。その内の10%がセリアック病だと言いますから130人に1人の割合でセリアック病患者がいることになります。
 
1970年代以降、欧米で、それまではさほど問題にされていなかったグルテン不耐症やセリアック病が急に取り沙汰されるようになった背景には、省力低コストを目的に1960年代から大量生産されたモダンウィートを原料にした小麦由来食品を消費者が日常的に摂取したという事実があることを見落としてはいけません。
 
この病気も乳製品、牛肉製品、大豆製品と同じで消化酵素で分解されないグルテン物質に対する免疫反応を切っ掛けに起こるようで、無数に流通するグルテンを含む小麦などを使ったさまざまな加工食品を結果的に日常摂取していることが原因です。牛乳など乳製品や肉・非醗酵大豆製品などの同時摂取によるクロスリアクションが起きて発症リスクが高まっていることも指摘されています。
 
近年、米国のガン死亡率を抜き、米国よりも米国らしい食物摂取をしている日本でも、セリアック病だけで約100万人、グルテン過敏症や不耐症も含めると既に1000万人前後の潜在患者がいる計算になります。日本には年間600万トン以上の小麦が主にカナダと米国から輸入されています。ほぼ全てモダンウィートです。商品に「国産小麦100%使用」と明記していないものはすべてモダンウィートを原料にしています。食習慣を変えない限り確実に潜在患者数が増え続けます。参照▶米粉市場考察
 
それにもかかわらず、未だに情報に閉ざされた未開民族のように何となく肉食は健康に良くはないと思いながらも、いい加減な[*1]フードピラミッドに頼って野菜を摂れば大丈夫と思い込んでいる消費者が多いのには驚きます。肉と同じタンパク質なのに牛乳やヨーグルトだけは体に良いと信じて日常摂取。グルテンたっぷりのパンやケーキやお菓子も何かしら日常摂取する人が8割以上です。
 
国も合理的な予防医療に無頓着という先進国一能天気な国です。これからもグルテンと生クリーム、グルテンと肉、グルテンンとMSGという最悪の組み合わせのクロスリアクションによる発症が増えることは間違いなさそうです。介護年数世界一、癌死亡率世界一、医療支出世界一の3冠達成もそう遠い未来でもないようです。
 
小麦アレルギー、グルテン過敏症、グルテン不耐症、セリアック病はどの様に定義されるのか、ピーターオズボーン博士が解説します。
 
[*1] フードピラミッド
 
マクガバンレポート事件の後、1992年に米国農務省がフードガイドピラミッドで米国民に対して、食生活指針を示しました。2005年にマイピラミッド、2011年にマイプレートと変わりましたが、どれも、マクガバンレポートを無視したいい加減な内容で、消費者の健康に留意したとは言い難いものです。
 
私見ですが、唯一、ハーバード大学のウォルター・ウィレット教授らの作成したヘルシーイーティングピラミッドが消費者の健康を留意した指針だと思います。年代的にグルテンと大豆製品についての摂取控えの記載が漏れていますが、肉や乳製品の摂取を控えるように記載しているのは流石です。農務省の食生活指針では、摂取割合を守れば、肉や乳製品の摂取はした方が良いとも解釈できますが、明らかに間違いです。
 
牛肉製品、乳製品、大豆製品(発酵食品を除く)、グルテン製品等は、すべて、人の消化酵素で分解されないタンパク質構成物質を有しています。それらの食品摂取が体に悪いとされる1つの共通点は、食品の分解されないタンパク質成分に対する免疫作用が様々な体の障害発症の原因になることですから、野菜や穀物との摂取比率を守れば日常摂取しても大丈夫とゆう説明は合理的ではありません。野菜や穀物をいくら同時摂取しても、吸収速度が速いか遅いかというだけで食品に含まれるタンパク質は体内に吸収されます。つまり、これらの食品はタバコのような嗜好品と同じで日常摂取を止めて多くても週に1度か2度の摂取にとどめ、体内に吸収される量を極力少なくしなければいけないのです
 
農務省のフードピラミッドについて、米国のマークハイマン医学博士が自身のブログで意見を述べています。更に乳製品摂取についてもコメントしています。興味のある方はご覧ください。
 
 
 
小麦アレルギー / グルテン過敏症 / グルテン不耐症 / セリアック病についてピーターオズボーン博士が解かりやすく解説しています。
Dr.PeterOsborn
The American Clinical Board of Nutrition

 
グルテンは麦類のタンパク質成分で、プロラミンとグルテリンが2つの主要構成物質です。この内、セリアック病に最も関係ある物質だとされているのが、小麦に含まれるプロラミン物質のグリアディンだそうです。オズボーン博士によると、小麦以外の食品もグリアディンと同じような各種のプロラミン物質を含んでいると由事で、それらの研究も進んでいるようです。
オズボーン博士の資料によると、プロラミン物質の各含有量は次のとおりです。
 
[The Prolamin Fraction of Proteins in Grains]
Grain
Prolamin(プロラミン物質名) 
Total Protein 
小麦
グリアディン
69% 
ライ麦
セカリニン
30~50% 
オーツ
アベニン
16% 
大麦
ホルディン
46~52% 
ミレー 
パニシン
40% 
コーン 
ジエン 
55%
米 
オゼニン 
5%
ソルガム 
カフィリン 
52% 
 
 オズボーン博士が説明する3病症の相関関係
 
アレルギーの場合は、免疫介在性反応で反応するのは抗体である免疫グロブリンIgEだけなのが、過敏症になると免疫グロブリンもG・A・M、免疫複合体と増えています。
不耐症は非免疫介在性の物質拒絶症状だとゆうことです。こうした免疫反応、T細胞反応、免疫複合体病によって、様々な炎症が起き、炎症が何度も繰り返して起きると腸などの消化吸収組織の損傷に及んでしまって、セリアック病を発症するとゆうことですね。なるほど、組織が損傷するのですから、一度発症したら不治の病になる場合もあるとゆうことも理解できます。
 
  
 
イラストは鎖状グルテン物質が絡みつき小腸の絨毛が損傷を受けて炎症をくりかえして死滅した状態を描いています。絨毛が機能しないため正常な栄養素吸収ができなくなるセリアック病と呼ばれる不治の病です。
健康な人は栄養素が小腸の絨毛から吸収されて血液に入ってゆきますが、セリアック病の人は慢性的な炎症で絨毛が破損しているので、ほとんどの栄養素を血液に取り込むことができません。こうなると一生完治することはありません。
 
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